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575 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 04 06 35 ID zVTHPxpA 再会(「なんとか峠」第三部) その1 峠での斬り合い、重四郎の道場での乱闘、捕らわれの無念、熊造による乱暴な肛姦、中坪の 宴会、竹内と三次との淫猥な夜、そうして次々と続いてきた運命の急流に浪乃進は押し流さ れて来た。「江戸で母上に別れてから、ほんの一月も経ていない内に、この浮世の底の底まで堕 ちてきてしまった。まだ、この世には底が、底の抜けた地獄があるのだろうか」と浪乃進は思う。 紅くも屋の域内で通称「西奥」と呼ばれるこの座敷は驚くほど森閑としている。浪乃進は縁 近くに座って古びた庭と前栽を眺めている。この棟は後ろには木立の深い山の鼻を回ったとこ ろにあり、遊郭本体の建物とは小山に隔てられている。距離的にもかなり離れているので、三 味線の音や酔客の声、遊女の嬌声なども、夕暮れ時からほんの時たま風にまぎれて聞こえて くる程度だった。 ここで、浪乃進は、しばらく中坪の暑苦しいガマの顔を見ずにすんでいる。あの夜以来竹内が 浪乃進の身柄を預かり、中坪の意向をさえぎっているらしい。平穏がここにはある。これを平 穏と呼んでいいのだろうか。 576 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 04 07 18 ID zVTHPxpA 再会(「なんとか峠」第三部) その2 昼過ぎから、浪乃進は湯屋に降りていた。「西奥」の湯屋はブナの谷を降りたところにあり、 湯船は自然石で、こんこんと熱い湯が湧いていた。 そこで、湯に漬かって、何度も何度も肌を洗いすすぐ。香料を詰めた袋で、全身の肌を撫でる、 湯に漬かる、風になぶらせてから、また肌をすすぐ。腋も脛も、指で探るようにして、一毛も 残さず剃り落とす。性器の根元の陰毛は剃らず、その周辺を刈り込んで可愛らしい茂みに仕 上げる。 崖の下の厠に入って、大小の用を足したあと、再び湯で温まり、三次に持たせられた小壷を 取り出す。薬草と蜜を練り合わせたどろどろしたものをすくって、顔をしかめながら、自らの 尻の間を探り、肛門深くに指を差し込んで秘薬を塗りこんでゆく。自分の指の動きで起こる 異様な感覚に身震いしながらも、肛門が秘薬になじんでくるまで、指をそろそろと出し入れし 続ける。どろどろした秘薬は次第に浪乃進の肛門のしわの一つ一つに染み入り、腸の襞という 襞になじんでいく。湯で温まったことと相乗して、やがて浪乃進の肛門はふっくらとほころび、 開花寸前の小菊のように盛り上がった。湯の中で指先にその柔らかな感触をもてあそんでいる と時を忘れてしまう。こんな愉しみを、世の幾人の男が知ることだろう、と浪乃進は思ってし まう。 浪乃進は一心に肛門の手入れをする。あとは部屋に戻ってから香油を塗って艶をだせばよい。 浪乃進は谷間の湯屋で、長い長い時間をすごした。課せられた体への処置が終わっても、浪乃 進は湯船を離れようとはしなかった。谷川の音と、郭公の声を聴き、湯船の縁に腰掛けて湯に 足先を入れ、なにとなく洗い髪をすいていると、全身がブナ林の緑に染まっていくようだった。 浪乃進は生まれて初めて、自分の肌と髪をいとおしむという快楽に溺れていた。また、自分の 体の穴、というものをこれほど意識的に手入れをしたことも初めてであった。 577 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 04 08 04 ID zVTHPxpA 再会(「なんとか峠」第三部) その3 座敷の小机には竹内が差し入れてくれた数帖の書籍が載せてあった。街道筋のやくざの隠居 の持ち物としては、いかにも不自然な書目であった。江戸でさえ、このような書籍を捜し求め るには金銭のことはおくとしても大変な苦労をすることになるだろう。竹内は、もしかして武 家の出身なのではないか。しかもかなりの名家の出かもしれない。その謎も浪乃進の頭を離れ なくなっていた。 湯から戻って、浪乃進は、その書籍を開いてみたが、頭に霞がかかったようになっていて、どう にも読み進められなかった。なかなかに乾こうとしない洗い髪を無意識に指でいじりながら、 浪乃進の目は、明るい庭と前栽をさまよっていた。そして浪乃進の心はといえば、夜の記憶に半 分は捕らわれていた。 578 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 04 08 50 ID zVTHPxpA 再会(「なんとか峠」第三部) その4 ここ何日か、竹内老人との夜は穏やかと言ってもいい。 先夜は、浪乃進の乳首に紅を捌かせて、うすもみじの裾絵の腰巻一つにされた。 「そのあで姿で、月の下で舞って見せておくれ」 と言って老人は杯を傾け始める。 月の照る縁先に出て、浪乃進は舞った。鼓も謡もなく、風が葉を過ぎる音と虫の音だけが、 舞に和していた。白い半身が月の光を受けてゆっくりと回る。弓手が空に伸ばされて、美しい腋 が晒される。風がむき出しの胸を撫でていくと、ちりちりと乳首が立って来る、寒いわけでは ない、この場の何か、見つめる老人と三次の視線がそうさせるのかもしれない。意識すればす るほど、浪乃進の体は勝手に微妙な反応を連鎖していくようだ。うすい透き通るような絹の お腰が股間にからむと、それだけの刺激で恥ずかしい突起がむくむくと首をもたげてくる。 しばらくすると、尿意がきざして来た。舞の手を止めて、小水の哀願をする。 老人はそれを待っていたのだろう、にやりとして大杯を取り出した。浪乃進はうすい腰巻の 前を開いて、腰を落とし、恥ずかしい股間の酒器を老人が持つ杯に差し出していく。 竹内の大杯に、尿はしとしとと注がれ始めた。この行為の恥ずかしさと、思いの外に溜まって いた尿の圧力がその流れの調子を狂わせる。陰茎の先が震え、不意に急流を発してしまう。大 杯からは尿がはねる。浪乃進は赤面して羞恥にすくんだ。 老人が、なみなみと注がれた尿をあじわうのを見て、浪乃進は膝を落として顔を伏せてしまっ た。 「浪殿は、こうして幾夜過ごしても、恥ずかしさだけで涙を浮かべるお人だ。その心と体の潤い を枯らさせたくはないねえ、俺としちゃ。 さあ、ちと冷えたか。俺があたためてやろう、布団においで」 579 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 04 09 38 ID zVTHPxpA .再会(「なんとか峠」第三部) その5 そう言われて、浪乃進は残尿が股間の道具についていないか気になって腰の布で陰茎の先をそ っと拭い、お腰をするりと落として素裸になると、 「失礼いたします」 と言って、竹内が横身になって待っている布団に入った、後ろ身に竹内にからだを預けた時、 浪乃進の全身は細かく震えた。 「そんなに冷えちまったのかい」とそう言って、竹内はゆったりと腕を回して、浪乃進を抱いてく る。その腕にしがみつくようにして浪乃進は唇を噛んだ。 本当は、体は冷えたわけではない、乳首どころか肩先でも、わき腹でも触れられただけで即 座に声がでそうなほどになっていた。今夜何をされたというわけでもないのに、自分の体は悶 々としている、そのことが浪乃進を狼狽させていた。 知ってか知らずか、老人は愛撫するでもなく、浪乃進を緩やかに抱いて、ただ後れ毛のあた りに口をつけて浪乃進の香気を吸っているようだった。 開け放した縁から風が抜けてくる。 「いい月夜だ」 竹内が言ったが、浪乃進は言葉を発することができず、ただ、なめらかな尻を老人の骨ばっ た腿に押し付けるようにして、わずかに気持ちをあらわした。そして泣きたい気持ちで待った。 580 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 04 10 20 ID zVTHPxpA 再会(「なんとか峠」第三部) その6 またある夜は、 竹内と三次は、浪乃進を画材とした絵巻用で下絵の相談であった。大きな衣装つづらを三つ も四つも持ち出して、様々な衣を浪乃進に着せてみる。三次は画帳に取り組む。このときばか りは、墨をすったり、筆をそろえたり、行灯の位置を変えたり、三次の弟子がやりそうな仕事 を嬉々として竹内が引き受けている。 浪乃進はせっかく着せられた裾模様のうちかけを妄りがましく乱して、危うい格好をさせら れている。髪を前に流したり、わきに垂らさせてみたり。 「首をもう少し持ち上げて、こう脚を組み替えておくんなせえ、」と三次の注文がつく。 「そうだ、そのかっこうで浪殿のお道具を股からのぞかせてみちゃどうだい」 と竹内が口を出す。三次は苦笑して、 「そう、はなっから品を下げますかい、ご隠居」 「こら図星だ、年寄りほど意地汚ねえってか」 図案も進んで、浪乃進は布団に腹ばった ような姿勢にされた。 「ここは、剥き卵のようなお尻をこう出してみましょうや」 と三次が言うと、竹内はいそいそと近づいて浪乃進の着物をくるりと持ち上げて白い美しい尻 を顕わにさせた。 「こうあらためて眺めると、まろみはまろい、白いは白いが、やっぱり、やわこい女の尻じゃあね えな」 「へい、白いうえにも白いが、どこか硬くて…青白いような…、」 一体こうしてこの二人は何時まで、自分の尻をああでもないこうでもないと眺めたり、下絵 に取ったりしているのだろうと、浪乃進は腹ばったまま思う。あきれていたが、どこか二人の子 供が、遊んでいるようにも見える。尻を晒した自分の破廉恥な役割も忘れてやんちゃな子供を あやしているような気分にもなる。 581 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 04 11 05 ID zVTHPxpA 再会(「なんとか峠」第三部) その7 「三次、俺はちょっと辛抱がきかねえ、一歩すすめようぜ」 「ははあ、一歩ですかい?」 「おう、この白い尻を、ぱっくり開いてもらってよ、あれが見てえ」 「…、」 浪乃進にも聞こえている。晒された尻にきゅっと力がこもったようだ。 「浪殿、ちいっと手を尻にまわしてな、尻を開いて菊のつぼみを見せてくれや、三次に永遠に残 してもらおうぜ、その魅力をな」 浪乃進は頬をうつぶせたまま床にこすりつけて嫌々をし、 「お、お尻を浪乃進の手で開けとおっしゃいますか。ああ、いっそご隠居様に無理に開かれたほ うが…、浪は、浪は…」 そう震える声で細々と言ったものの、逃れられぬことは分かっていた。おずおずと指を尻た ぶに添えると、 「浪の、お、お尻の奥、御覧くだされ、…」 そう言って、浪乃進は自ら尻を開いて見せた。その時、竹内にしても三次にしても少し意外だ ったのは、浪乃進の思い切りのよさだった。まるで、やけのように浪乃進はその尻を思い切り引 き裂くように広げた。引き開けられた谷間に襞を畳み込んでいた肛門まで引き広げられ歪ん で、襞の一部をほころびさせ、ねちっとした粘膜の照りまで露見していた。 ごくりと、三次がつばを呑む。これが初めてではないのだが、このお人の尻の奥から菫色のつ ぼみがのぞく瞬間は常に新たに慄きのような感情がわきあがる。高貴な尻の奥を覗き見たい という自分の抑えがたい欲情の下劣さにあきれる。 浪乃進は心にとなえていた「御覧なさい、浪の穴を。汚物を搾り出すこの穴、ここを浪乃進は 日々磨いております。壷のお薬も毎日塗りこんで仕上げております。この艶を御覧ください。 浪乃進の恥ずかしいすぼまりを見て、、さげすんで、お嘲いになってください。絵巻になって、 後の世まで浪乃進の恥ずかしい尻穴が伝わるのでしょうか。後の世でも、男達が浪乃進の穴を 見て嗤うのでしょうか。それでもかまいますまい、見て、見て、御覧になって!」 浪乃進は、腹ばいで尻を思い切り開きながら、本能的に股間を強く絹の布団にに押し付けて いた。体重をかけるという以上に擦り付けるように押し付けていた。そこから、じいんとじいん という一種の波動が浪乃進の腰を中心に広がり始めていた。 582 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 04 11 52 ID zVTHPxpA .再会(「なんとか峠」第三部) その8 横たわって、体を見られ、描かれるばかりだというのに、「辱め」がすでに浪乃進の性的興奮 の起動装置になってしまっているため、指一本触れらぬままでも浪乃進は心の中で「辱め」を受 容し、意識の中で犯され、性的境地に突入してしまう。だから浪乃進はくすぶり続ける官能 を処理しきれず、ほとんど涙ぐんでいた。 「下絵はここでひと段落としようぜ、浪殿ご苦労だったな」 そう言われた時、浪乃進は布団の上でうずくまって、はだけた衣類をかきあわせてみたもの の、立ち上がることができなかった。浪乃進の下半身にはまともに力が入らなかったのだ。無 理に立てば、ぶざまに倒れるだけだとわかっていた。 竹内は見て見ぬふりで、十分それを承知していたらしい 「このままじゃあ、浪殿も寝付きが悪かろうよ。三次、あとはまかせるぜ可愛がってやりな。老 骨はちいっと疲れたようだ」 と言って、竹内は寝所に下がってしまった。 585 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 11 45 34 ID zVTHPxpA .再会(「なんとか峠」第三部) その9 前庭からは虫の音がりりり、りりり、と聞こえ、風も無い。 三次は、黙然と座っている。いつもの調子のいい軽い調子が失せてしまっている。三次は竹内に 対して何も含むところは無かったが、浪乃進という美しい生き物を独り占めしてみたいという 欲望は心のどこかに潜んでいた。自分でも気づかずに、渇望していたようでもある。それが不意 にこの夜、三次の目前に実現してしまった。 向こうの行灯に照らされて、白い美しい生き物がうずくまっている。 三次は自分の唾ばかり呑み込んで、容易に動けない、「俺が、あの人を…」 一方、浪乃進は苦しくてならなかった。心もからだもぶすぶすと火がくすぶっているようで、 腋からは冷や汗が流れた。襦袢をかきあわせた自分の手に、ひどく固く尖ったものが触れた。 ちらりと見ると勃起した自分の乳首だ。雪白の胸に、赤く婀娜っぽく、頭をもたげた様子はひ どく淫らだった。 浪乃進は、そういう自分の体が恥ずかしい。その恥ずかしさを暴かれ、触れられるのを待って いるということはもっと恥ずかしいことだったが…。 「三次、三次、浪のところへ、浪のところへ来てくだされ」 「…、…」 「浪はなんだか苦しくて、動悸がして、足がよく動きませぬ、ここへ来てくだされ」 「へえ」 586 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 11 46 50 ID zVTHPxpA 再会(「なんとか峠」第三部) その10 三次が浪乃進のうずくまる布団のわきに寄った。自分が画帳に描いた浪乃進は静かに尻を晒 して顔をそむけていたが。この現実の浪乃進は、苦しげに息をついていた。目じりには美しいゆ がみが走り、透明な露が留まっていた。汗なのか涙なのか分からなかった。 美しい人は、その苦しみの形もまた美しい、と三次は思った。 「お苦しいのは、どのあたりで?」 三次の手が肩口に触れてくると、浪乃進は身震いが起こるのを、脚をすり合わせるようにし てこらえねばならなかった。 浪乃進は三次の手にすがるように取りつき、それを何気なく胸のほうに導いていった。 「ここです、ここが、…」 浪乃進とあろうものが、男の手を肌に導くなどなんと破廉恥な、と自分でそう思うと一層胸 が苦しくなった。 「浪殿!、こんなにどきどきして。胸のこれは…、乳のつぼみが突き立って、おお、硬くなってお りやすが…」 「…、三次、いじって」 この言葉を聴いて、三次は血が沸くように感じた。 どっと、三次は浪乃進に覆いかぶさり、二人は布団の上でもつれた。三次の片手は浪乃進の乳 首を手のひらに収めたまま、顔は浪乃進の懐にもぐりこむような姿勢になる。三次はもうた まらず白く張りのある浪乃進の腹部の肌に唇を押し当てた。いい香りがした。 伸ばした手で、三次は首筋、喉元、肩、胸、脇の下へと探っていく。その指の下で肌は怯えて震 える。 ああ、俺は、俺はこの方を、この美しい方を、… 587 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 11 47 46 ID zVTHPxpA .再会(「なんとか峠」第三部) その11 三次はこの時点で、迷いの状態からふっきれ、欲望のままに動き出した。その壮年の膂力で、 浪乃進の半身をねじ伏せ、その白いももを、毛深い自分の腿で押し広げた。傍目にはそれは、 壮年のオスが、まだ若い未熟なオスを組み敷いて倒す格闘の図であった。 浪乃進はそのあらかじめ予定された敗北を深いため息とともに迎え入れた。打ち倒され、開 かれ、腹を、胸を、腋を、三次の熱い唇でむさぼられていく。浪乃進はこの甘美な敗北を狡猾に 受け入れ、全身を震わせて敗者の運命に従った。 三次は乱暴に浪乃進の頬を掴み、布団に押し付けた。無理な角度に首を曲げ、美しい眉をし かめる浪乃進の横顔を残忍な愉しみで鑑賞した。組み敷いた浪乃進の股間のものを握りこみ ながら、先ほどとは打って変わって低い強い声で、三次は意地の悪い念押しをした。 「いじって欲しいと、浪殿はおっしゃりました。この男のしるしはどうです。これもいじってほしい ので?」 浪乃進は苦しい息の下から、 「そう、申しました。いじって、浪をしごいて、しごいてって」 「この被った皮はどうしやす?剥いてからしごきやすか、皮のままやさしくしごきやすかい?お お、びくりびくりと掴み取りされた鮎みてえに、くねって跳ねること」 「ああ、意地の悪い。三次、そんなにきつく握っては、あうっ、…」 「ご隠居のお宝だ、三次の勝手にはできやせん。浪殿の口からはっきり体のどこをどうしろと三 次にお許しをいただきやせんと」 そう言いながら、三次は浪乃進の陰茎の裏側から鈴口あたりを親指でくりくりと圧迫して くる。嬲られたおちょぼ口からは、透明で粘性のある液がもれ出していた。 「はぁ、んんんんっ!、もうっ、む、剥いてっ。浪のちんちんの恥ずかしく被った皮を、剥いてしま って。」 「それから、どうしやす?」 「そ、それから…、剥いて、し、しごいてくだされ。もう、三次の好きなようにっ」 588 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 11 48 55 ID zVTHPxpA ..再会(「なんとか峠」第三部) その12 三次は、この強靭さと柔軟さを併せ持った白い肉体を独り占めに抱いている幸福感に酔ってい た。力を込めて抱いても、この肉体はただやわやわと力に屈するのではない。芯に鋼のような 反発が潜んでいる。それでいて肌のきめの細かさ、しなやかさは女にも稀である。浪乃進の平 坦な胸が、あばらの影が、雪原の淡い波紋のように、震えながら誘っていた。けれど、頬を押し 付けると、そこは熱い雪の原だった。どきどきと打つ強い命の音が脈打っている。つんと突き出 し、わずかにあだっぽく首をかしげた赤らんだ乳首が、三次の唇を待っていた。 我慢しきれず、三次がそのとんがりに舌を絡めると、「あっ」という声とともに浪乃進は胴震い した。期待で敏感になった浪乃進の乳首は触れられると、ほとんど痛みに近い快感を発したら しい。 三次は浪乃進の体のおののきを腕で押さえ込みながら、もう一方の手で陰茎をしごきにか かる。けれど三次は急激には追い上げない。今夜はそんな急に結論に至るのが惜しい。三次は手 のひらで浪乃進の陰茎の硬さ、律動の呼吸を読んでいる。高まって来たところで、握力をぬく。 その手に運命をゆだねている血気盛んな陰茎は、伸び上がって精の道を開放しようとする途 上で、待ったをかけられる。三次の手の中でじれて赤らんだ亀頭は、鈴口から悔し涙のように 透明な液をたらたらとこぼす。浪乃進はじれて胴をメスの蛇のようにくねらせて悶えた。 こうして、この美しい獣をいつまでも嬲っていられたら、と三次は思った。しかし、浪乃進の内 部で押さえつけられ、暴発しようとするものを、そう長く抑えきれるものでないことも三次に はわかっていた。 何十度目かわからぬ高まりに追い上げられ、またしても突き放され、浪乃進はこの部屋の闇 が真っ赤に染まって自分の周囲を回っているような錯覚のうちにいた。 「浪殿、あっしに、あっしに、まだいただいていないご馳走を、いただきやす。よろしゅうござんす か」 「ひ、ひどいっ三次。じらしてばかりのくせに、ご馳走?、浪の何をお食べになる?」 暗闇の中で、くくぐもった声で、夢か現かさだかでないような問答を交わした。 589 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 11 49 44 ID zVTHPxpA 再会(「なんとか峠」第三部) その13 その時、 「うあはっ、ああっ…くっ、そこはぁっ」 三次は、浪乃進の背後から腰の辺りまで潜ると、その美しい尻肉を分けて、唇でその奥の谷 に吸い付いた。 さじ合わせの逆形というのだろうか。三次は頭で浪乃進の背後から尻の間に潜り、顔は浪乃 進の睾丸を裏から押し上げる格好になった。浪乃進の股間に頭が突き出してきたのだ。浪乃 進は仰天して自分の股間から海坊主のように突出した三次の頭が自分の陰茎を押し上げてく るのをあっけにとられて見ていた。 それは、ずいぶん破廉恥な格好だった。浪乃進は股の間に、玉袋ごと陰茎を押し上げてくる 男の頭を見下ろし、その男の舌に肛門を舐めほじらせているのだ。浪乃進は我知らず、股間の 三次の頭を太ももで思い切り締め付けていた。同時に浪乃進の陰茎は硬直して跳ね上がり俊 敏な岩魚をとらえた棹のように激しく振動した。 三次の荒い鼻息が浪乃進の睾丸に吹きつけ、その舌は浪乃進の肛門にずぶずぶずぶと埋め込 まれていく。 「うああ、うあぁぁlっ…な、なりませぬ、さんじっ、浪はもう…」 「あう、あう、うあっ」 三次もまた、上も下も分からないような意識状態にあった。玉袋の裏から肛門に続く狭隘な 箇所に顔から突っ込み、唇と舌は柔らかい肛門部を犯し、鼻と額は浪乃進の張りのある睾丸に 分け入っていた。玉袋が三次の目にかぶることになったため、袋に透けた美しい血管の姿が大樹 の枝のように視界に広がって見えた。 どれほど洗い流そうと落ちないつんとする臭いがこの秘部には込められていた。「高貴な生き 物の秘臭」は濃厚だった。この臭いが三次のひしげた鼻孔に流れ込んだ瞬間、三次自身の猛獣 も鎖を断ち切ってしまったようだ。 三次は言葉にならないうなり声を漏らしながら、前に伸ばした手で浪乃進の跳ね上がった陰 茎を再び掴み取りにし、もはや手加減なしにしごきながら、舌を浪乃進の肛門の奥まで突き 回した。 自分は食われていく、尻の中から淫らに食われていくのだと、それだけを意識にとどめたま ま浪乃進は激烈に射精した。 590 :名無しさん@ピンキー 2009/11/20(金) 11 50 49 ID zVTHPxpA ..再会(「なんとか峠」第三部) その14 明け方、浪乃進は三次の腕の中で目を覚ました。男の腕の中で、障子が次第に白ゞと明るく なっていくのをぼんやりと見ていた。肉の落ちた竹内老人の体と違い三次の体は熱と弾力があ る。穏やかに眠っていてもその強いからだが浪乃進を絡めとっていた。二人の暖かさの篭もる布 団に、たまさか、障子の隙間から夜明け前の空気が忍び込んでひやりとする。 浪乃進は、三次の胸に深くぬくぬくと潜り込み、その荒い胸毛に頬をうずめた。もう少しこ の安逸を放したくなかった。快楽の名残がけだるく手も足も、動かすのが億劫だった。 そういう夜の記憶がまだ浪乃進の意識を占めている。座敷に下がって、用意されていた膳に 手をつけるでもなく、浪乃進はまた谷間の湯屋に降りた。湯に打たれると白い半身が緑を映 す。頭上を郭公が鳴いて、飛び過ぎる。 湯につかり、髪を洗い、何度も肌を流す。浪乃進は湯の中で肛門に指を伸ばし、探ってしまう。 うずくような感触がまだそこに留まっているような気がする。 やはり浪乃進の心は夜をさ迷っていた。 「浪のここに、唇がつけられ、ここを舌で掘り起こされた。浪はそれを受け入れ、それに歓喜し てしまった。闇が赤く染まるような恥を浪は夜毎に演じさせられている。嫌々演じさせられて いるふりをして、裏腹な涙を浪は流している。 そんなことはない?そのとおりではないか? でもどうしようもないではないか。しかたのな いことなのだ。 それにしても、三次は。三次の男根で浪のここを犯すことはしなかった。何故だろう。竹内が そう命じたようには思われない…。 まさか自分は、それが不満なのか?ばかな、ばかな。なんてことを考えている…」 浪乃進は長い湯から戻って、洗い髪を晒しに巻いて椿の香りを染ませながら梳いていた。 その時、縁先に膝をついてうずくまった者がいる。 「兄上っ」 「…」 「兄上。菊之助でございます」 浪乃進は、手に持った櫛を取り落とした。菊之助は小姓髷は落とし、伸ばした髪を肩辺りま で垂らしていた。しかし、衣装は小姓風の羽織袴をつけている。こちらを見上げた頬はふっくら とした少年のばら色を持っている。それに向き合った浪乃進の頬は青ざめるほど白い。
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「牛の首」という恐ろしい怪談がある。 この話は江戸時代にはすでに知られていたようで、寛永年間に書かれた庶民の日記にすでにその名は出ている。 とはいえ、そこに記されているのは「牛の首」という怪談の名前だけで、話の内容は「今日、牛の首という怪談を聞いたが、あまりにも恐ろしい話なのでここには書けない」として語られてはいないのだが。 このように文献にはっきりとした形で残ることはなかった「牛の首」だが、その物語は口授で今日まで語り継がれている。 だが、私はその話をここに記すつもりはない。 あまりに恐ろしい話なので、思い出したくないのだ。 その代わりに「牛の首」を知っている数少ない人物の一人の身に起きたエピソードを語ってみようと思う。 その人物は小学校の教師である。 彼は学校の遠足の時に、バスの中で怪談を子供たちに語り聞かせていた。 普段は騒々しい子供たちも今日は真剣に彼の話に耳をそばだて、本気で怖がっている。 これに気をよくした彼は、最後にとっておきの怪談である「牛の首」を披露することにした。 彼は声を潜めると子供たちにこう言った。 「これから話すのは『牛の首』という怪談だ。牛の首とは・・・」 ところが、彼が話を始めた途端にバスの中に異変が起きる。 子供たちが物語のあまりの恐ろしさに怯え、口々に「先生、もうその話しはやめて!」と訴えだしたのだ。 ある子供は真っ青になりながら耳を塞ぎ、別の子供は大声を上げて泣き叫ぶ。 ところが、それでも彼は話をやめようとしない。 彼の目は虚ろで、まるで何かに取り付かれたかのようであった・・・ しばらくするとバスが急に停止した。 異変を感じて正気に戻った彼が運転席を見ると、バスの運転手が脂汗を流しながらぶるぶると震えている。 おそらくこれ以上は運転を続けられないと思い車を止めたのであろう。 さらに辺りを見まわすと、生徒たちは皆口から泡を吹いて失神していた。 それ以来、彼が「牛の首」について何かを話す事はなかったという。 .
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文 「東方ファイトのお時間です! 司会進行は私、いい歳こいて正義の味方ってどうなの、射命丸文です。 今回はコブラツイスト耐久ですが、 大人の諸事情……ではなく閻魔様の懇願により、 耐えた時間を比べることとなりました。 そんなわけで、先攻はJSさんです」 JS「さぁどんな技でも耐えきってみせる!」 勇儀「そいじゃかけるよー」 JS「はっはっは! 鬼の力程度で正義の味方が屈するわけがない。 痛覚で泣き叫ぶなんて、ありえないね!」 勇儀「そう? じゃ、ほい」 JS「いたたたたたたたたたたたたたたたたたた」 勇儀「やっぱコってるねぇ」 JS「いたい! いたい! 一体何をしてるんですかこれぇ!?」 文 「わーお、マニアには至極売れそうな顔、ごちです」 勇儀「コブラついでに疲労に効くツボを押すようにしてんだよ。 かなり痛いだろうが、効果はてき面だから」 JS「いたたたたたたたた! やめ、いや、やめていたたたったたたたた」 文 「ツボを刺激されて1分でOUTですね。 じゃ次、映姫さーん」 JS「ちょ、ちょっと待ってください」 文 「時間押してるんで、JSさんはとっとと引っこんでくださいませんか?」 JS「い、今、戻りますから……」 映姫「は、はい戻ってきました」 文 「『戻ってきた』ってのは聞き間違いですね。 さぁコブラツイストがお待ちですよ」 映姫「(ま、まぁ最初っからJSの顔を立てるつもりでしたから適当なところで……)」 勇儀「ほんじゃ、かけるよ?」 映姫「やっぱいたいいいいいいいいいい! ギブ、ギブですっ!」 文 「10秒と持たないんですね」 映姫「勇儀! ギブって言ってるでしょう! 放してえええええええええ」 勇儀「やっぱひどいコリだから、この際とっておきましょうや閻魔様」 映姫「やめへええええええええええええええええええええええ、あんっ」 文 「(まぁ同一人物のファイトという茶番を無理に執行しようとしたことへの、 いいお灸でしょうかね。あ、私うまいこと言った)」 結果:JSの勝ち
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【検索用 みにあまるけいへつ 登録タグ 2016年 KAITO Re nG VOCALOID いぬぶと み ニコニコ外公開曲 帷子ゆき 曲 曲ま 澄】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:帷子ゆき 作曲:Re nG 編曲:Re nG ギター:いぬぶと イラスト:澄 唄:KAITO 曲紹介 作り手名:『身に余る軽蔑』(みにあまるけいべつ) コンピレーションアルバム『EXIT TUNES PRESENTS Kaitonation feat. KAITO』収録曲。 歌詞 (作者サイトより転載) 常夜灯に群がる 虫のように意思を失くして 飛び回る愚かな夜を 少しだけ気に入っていたの 使い捨ての孤独と 居心地のいいソファーみたいな 寄り掛かるだけの誰かが たまに笑ってくれたらいいわ ビルの屋上から 子どもが泣き叫ぶ声がした 無理して履いた赤い細いピンヒール 水ぶくれを気にしないよう駅へ急いだ 愛に溺れ 愛に疲れ 愛を憎んでも 愛が何か知らなかった あわれな私 嘘に焦がれ 嘘に抱かれ 嘘を信じても 満たされない 当たり前ね 身に余る軽蔑 嗚呼 心の無い接吻 命懸けで含ませた毒 黒カビが生えたシーツに くるまれた貴方の脱け殻 雨が降ると漂う 男たちの饐えた体温 傷つける価値もないなら ボロ切れのように放り投げて 青い鳥だってさ 羽根をむしればただの肉でしょう 売れないモデルのドレスの裾を踏んだ 伝線したストッキングと灰色の痣 この身体に この心に 私そのものに 失われた永い春に 値段をつけて 欲のままに 踊り回り 恥を塗り重ね それでもまだ 夢叶うと 嘆かわしいあの頃 嗚呼 愛に溺れ 愛に疲れ 愛を憎んでも 愛が何か知らなかった あわれな私 嘘に焦がれ 嘘に抱かれ 嘘を信じても 満たされない 当たり前ね 身に余る軽蔑 嗚呼 赦されない 当たり前ね 身に余る軽蔑 嗚呼 コメント KAITO様ーー!! -- 名無しさん (2017-02-19 06 47 27) 格好良い!!! -- 名無しさん (2017-02-19 10 24 18) これかっこいいなぁ -- 名無しさん (2017-03-06 20 25 59) KAITO曲で今1番好き!曲も調声も神… -- 名無しさん (2017-04-06 02 41 09) 何これすごいいい曲!!調声も鳥肌\(°∀° )/ -- 名無しさん (2017-05-08 21 45 22) ゆ-ちゅ-部が見たい -- のぐちしうん (2023-06-19 20 56 07) 名前 コメント
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れいなと香音が同じタイミングで耳を塞いだその時、愛佳が両手で目を覆った。 れいなの手から包丁が滑り、指の薄い皮膚を撫でながら床に落ちる。 白い指先から真っ赤な血が溢れ出すその刹那、絵里の指先からも鮮血が生まれ それが流れ落ちるより早くさゆみが能力を開放した。 キィィィィ、と耳元で電車が猛スピードでカーブに差し掛かる。 鉄が強い力で擦れ、火花が散る。 轟音を響かせながら、車両が何台も途切れることなく通過していく。 香音が耳を手で塞いだまま顔を歪め、目をきつく瞑り天井を仰いだ。 あまりの音にれいなは蹲り、歯を食いしばった。声にならない声が漏れる。 愛佳の脳裏に映し出されるいくつもの映像。 重なり、混じり、走馬灯のように流れていく。 そのスピードに追いつけず愛佳は突っ伏し幾度となくカウンターに頭を打ち付けた。 「生田!!!!」 そう叫んだのは愛だったか、里沙だったか。 リゾナントが紫色の光で覆われた時、3人は同時に意識を失い見えない何かから開放される。 「ダレ!?」 拳を握り立ち上がるジュンジュンとリンリン。それにつられ里保も腰をあげ鞘を握る。 意識を失った所為でバランスを無くし椅子ごと倒れそうになった香音の身体を聖が支えた。 「小春、光井の映像映せる?あたし光井の中に入っていくから。」 里沙の言葉に小春が頷き、カウンターに突っ伏したままの愛佳に触れる。 愛は全神経を愛佳の、里沙の意識に集中させた。 紫色の中にピンクが生まれ、そしてその中にオレンジが混じる。 絵里は能力を開放しさゆみと衣梨奈の力を風に乗せた。 「きたっ」 小春が叫ぶ。 愛佳の見た映像が小春の能力によって目に見えるものとして映し出される。 重なり、混じり、ものすごいスピードで流れる映像。 大声で泣き叫ぶ少女。振り上げられる拳、噛み付く。血飛沫 暗い大きな部屋。蔑む視線。砂埃、細い足、抉れた膝。 強いフラッシュ。靡く長い髪。笑顔。ニコリ。吊り上げられた目。罵倒。 充血した瞳。鋭い眼光。歪む世界。空が…落ちる。闇、闇、闇。 誰か、ねぇねぇ。誰か―――… 新しい未来が動き出す。それは、光か。それとも闇か。
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―第999統合戦闘航空団基地― 司令「任務だ」 司令「これより正体不明の新型ネウロイ討伐に向かってもらう」 司令「支援部隊も派遣されるそうだ」 司令「現地ではかなり苦戦を強いられている」 司令「油断するなよ。以上だ」 ナイト「りょーかいっ」 ロボ子「うはwww楽しみwww」 三角「なんか久々だしな」 722 :前1[]:2010/10/08(金) 17 18 02.18 ID p6wT3xU/O ―ハンガー― ナイト「気合いいれてくぞお前らぁ!」 ナイト「第999統合戦闘航空団」 ナイト『出撃するッ!』 他『了解ッ!』 フォオオン ブォオオオオオオ ヒュンヒュンヒュンヒュンヒューーーーーン 723 :前1[]:2010/10/08(金) 17 26 25.18 ID p6wT3xU/O ―空― ブロロロロ・・・ 男の娘「新型ってどんなのなんですか?」 ナイト「さぁ?」 ショタ「今までのネウロイより巨大でかなり強いみたいですよ」 ロボ子「おれらつえーしwwww」 ロボ子「主に俺がwww」 オレ「最強は俺だ」 三角「さっさと倒して帰ろう」 ブロロロロ・・・ ナイト「!(いるな)」 ナイト「お喋りはそこまでだ」 ナイト「目標に近づいてきたぞ」 ロボ子「了解www」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ブロロロロ 三角「ん?」 三角「アレか」 男の娘「かなり大きいですね」 ショタ「怪獣だぁ~」 オレ「粉々にしてやるよ」 741 :前1[]:2010/10/08(金) 19 05 28.53 ID p6wT3xU/O ネウロイ「ギャオオオオオオオオオ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ブロロロロ ナイト「よくとおる声だぜ」 ガガッ ???『第999部隊か?』 ナイト『ああそうだ』 ???『こちらは増援部隊』 ???『扶桑士翼号部隊隊長青い彗星だ』 ナイト『こちらは999部隊隊長ナイトウィッチ』 ナイト『支援感謝する』 742 :前1[]:2010/10/08(金) 19 11 20.22 ID p6wT3xU/O ショタ「わぁ今度はロボットだぁ~」 男の娘「結構いますね」 三角「お前の同類(なかま)か?」 ロボ子「だwwwまwwwれwww」 青『これより作戦行動に移る』 ナイト『了解した』 青『全機作戦行動に入る!』 士達『ラジャー』 ナイト「俺達もだ!」 他「了解!」 ブォオオオオオオオオ 青「全機攻撃配置に着けぇ!」 士達『ラジャー』 ウィーーーン ボォオオ 青「よし!てぇー!」 ボバボバボバボバシューーーー ドゴォンドゴォンドゴォンドゴォン ドダドダドダドダドダドダドダドダドダドダ ネウロイ「ギャオオオオオ」 ナイト「始まったな」 ナイト「フォーメーションAだ!」 745 :前1[]:2010/10/08(金) 19 28 52.44 ID p6wT3xU/O ショタ「了解」ブオオオ 男の娘「よっ」チュンチュン ロボ子「おkwww」ピカッ ナイト「準備はいいか?三角、オレ」ブロロロ 三角「ああ」ブロロロ オレ「いつでも行ける」ブロロロ ナイト「よし、うてぇ!」 男の娘「了解」 ビッ ビッ ロボ子「ビィーーーーーーーム」 ドッゴオオオオオオオン ナイト「しっかり着いてこいよ!」ブーーーン 三・オ「了解ッ」ブーーーン 746 :前1[]:2010/10/08(金) 19 34 20.45 ID p6wT3xU/O ブォオオオオオオオオン ナイト『こちらナイト。俺達3人でコアを狙う』 ナイト『うちの残り3人と援護してくれ』 青『了解』 青『あの3人を援護する。間違ってもあいつらに当てるなよ』 士達『ラジャー』 ナ・三・オ「うおおお」 ダダダダダ ダダダダダダ ダダダダダ 747 :前1[]:2010/10/08(金) 19 41 43.34 ID p6wT3xU/O 青『こちらに注意を惹き付ける』 士達『ラジャー』 青『砲撃よ~い!』 ウィーーーン 青『撃てぇ!』 ボバボバボバボバシューーーー ドドドドドドドドドドドドドドドドォン 三角「堅いな」ダダダ ナイト「ああ」ダダダダ オレ「俺が爆破させる」ブオオオ ナイト「わかった。援護するぞ三角」 三角「了解」 ブォオオオオ 748 :前1[]:2010/10/08(金) 19 49 13.34 ID p6wT3xU/O ギャオオオオオオオオオ ロボ子「全然攻撃してこねぇwwww」 ロボ子「吠えてるだけじゃねえかwwww」 ショタ「クールタイムは終わりました?」 ロボ子「おうwww」 ショタ「じゃ次の攻撃行きますよ!」 チュン チュン 男の娘「準備オーケー」 ロボ子「おkwww」ピカッ ショタ「いきますよ」 ショタ「うてー」 ビィーーーーム ビッ ビッ ズドオオオオオオオン ネウロイ「ギャオオオオオ」 749 :前1[]:2010/10/08(金) 19 55 47.44 ID p6wT3xU/O ブォオオオオ ナイト「あれだけ食らってまだ平気そうにしてやがる」 三角「攻撃してこないのはありがたいな」 ピカッ ナイト「!」 ナイト(これはまずい!) ナイト『全員今すぐその場から離れろーッ!』 オレ「なに?」 ロボ子『は?』 ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ ブワッ! ショタ「わぁあああ」ヒュルーー ロボ子「おうふッ」ブワッ 男の娘「!」ブオッ ざっぼおおおおん ボコッ ボコ ショタ「ガボッ」 ロボ子「」ジジッ ボン! 男の娘「ごばっ」 752 :前1[]:2010/10/08(金) 20 07 15.05 ID p6wT3xU/O ピカッ 『全員今すぐその場から離れろーッ』 青『!』 青『たいきゃーく!』ブオオ ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボオオォン 753 :前1[]:2010/10/08(金) 20 10 56.93 ID p6wT3xU/O ナイト『全員今すぐその場から離れろーッ』 三角「!」タンタン ナ・オ「なッ」 三角(間に合えッ)バババッ ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン ボンボンボンボン ワァアアア 754 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 20 11 30.05 ID CO+fLh630 支援 755 :前1[]:2010/10/08(金) 20 17 00.50 ID p6wT3xU/O ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー シーーーーン・・・ ナイト「ッ!」 ナイト(生き…てる?) 三角「くっ」ボバッ ナイト「三角!」ガシッ 三角「す、すまない」ハァハァ オレ「はぁ…はぁ…」 ナイト「無事か!」 オレ「ああ、なんとかな」ハァ 756 :前1[]:2010/10/08(金) 20 23 35.06 ID p6wT3xU/O ナイト「おまえ俺達の魔力を吸いとって…」 三角「飛ぶだけの魔力は残しといたさ」ハァハァ ナイト「ああよくやった」 ナイト『こちらナイトウィッチ被害状況は?』 青『俺を含めた数機以外全滅だ。とてもじゃないが戦える状況じゃない』 青『なんなんだあの攻撃は』 757 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/08(金) 20 27 29.85 ID lJ+elR2J0 4en 758 :前1[]:2010/10/08(金) 20 28 47.91 ID p6wT3xU/O バシャ バシャ ショタ「げほっげほっ」 男の娘「ぷはっ、はぁはぁ」 ショタ『隊長!無事だったんですね!』 ナイト『なんとかな。で、状況は?』 ショタ『ロボ子が…ロボ子が…』ウッ 男の娘『ロボ子がやられました。俺達は無事です』 ナイト『そうか。ロボ子は心配ない。本体は別の所にいるからな』 ナイト『しかし…』チラッ ナイト『最悪の状況だな…』 ネウロイ「ギャオオオオオオオオオッ」 青『ああ…』 ガガッ 『お前達!どういう状況だ!無事なのか!?』 ナイト『全員生きてますよ司令』 司令『おお!無事か!』 ナイト『…生きちゃいますが最悪の状況です』 ナイト『応援をよこしちゃくれませんか?』 司令『今から要請して間に合うかどうか…』 761 :前1[]:2010/10/08(金) 20 45 10.58 ID p6wT3xU/O ???『自分が行きます』 ナイト『ん?』 司令『しかし…』 ???『もう隠さなくていいでしょう?』 司令『お前は頃合いをみて…』 ???『今がその時です』 司令『……わかった許可する』 司令『出撃だ…メモ!』 ナイト『なに!』 メモ『了解!』 メモ『もう少し持ち堪えいてください』 ―ハンガー― フォオオオン メモ(行くか!) ブォォォ ドゴオオオオオオ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ゴオオオオオオオオ メモ『到着しました』 ナイト『ああ』 ネウロイ「ギャオオオオオ」 メモ『アレですね。皆さんは避難してください』 ナイト『なっ!一人で戦う気か!無茶だ!やめろ!』 764 :前1[]:2010/10/08(金) 21 03 58.34 ID p6wT3xU/O ネウロイ「ギャオオオオオ」 メモ『はあああああああ』 ナイト『やめろッ』 ピカッ ナイト『よけろ!メモ(なんだ?メモの腕が光って!)』 メモ『ハァァァァァァ』 ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン ナイト「ネウロイの上半身を吹き飛ばしただとッ」 パリィン メモ「はぁはぁ」 メモ『ネウロイ消滅しました!』 ナイト『あ、ああ』 ナイト『任務完了だ』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ブーーーーーン ナイト『迎えが来たようだ』 ナイト『協力に感謝する』 青『ああ、またどこかの戦場で会おう』 ナイト『ああ』 ナイト「全員乗ったか?」 ショタ「はい」 オレ「……」 メモ「はい」 三角「zzz」 男の娘「ええ、ロボ子以外は」 ナイト「よし、出してくれ」 ブーーーーーン 767 :前1[]:2010/10/08(金) 21 21 31.48 ID p6wT3xU/O ―帰路・機内― ナイト「まさかお前が飛べたなんてな」 メモ「ええ、でも長くは飛べません」 オレ「くそっ!俺は何も出来なかったッ」ガンッ オレ「俺がもっと強ければッ!」 男の娘「何も出来なかったのはオレ一人じゃないですよ」 ナイト「ああそのとおりだ」 ナイト「正直あのネウロイを舐めていた」 ナイト「俺達は自分の強さを過信していたんだ」 768 :前1[]:2010/10/08(金) 21 26 43.79 ID p6wT3xU/O ナイト「その結果がこれさ」 三角「ロボ子なんて舐め過ぎてたからな」ムクッ ナイト「大丈夫なのか?」 三角「ああ」 オレ「俺はもっと強くなる。もう墜ちない!」 ショタ「ぼ、僕も!」 ナイト「ああ俺達はまだまだ強くなれる」 ナイト「だが今は休め」 ナイト「いいな」 俺団Ⅱ11へ続く
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730 :1:2009/07/15(水) 18 34 40 ID fN6AX3MW 真夜中。リンドブルム劇場街は静寂に包まれていた。 日中の賑やかさが幻であるかのように、別の一面を見せつけている。 月光が、豊かな装飾の建物達を柔らかく浮かび上がらせ、なんとも美しい。 この時間に多少なりとも人の息遣いをまともに聴けるのは、工場区位だろうか。 「ぷぁッはぁ~っ!!」 もっとも、それは普通の生活を送っている者の話で、今、その劇場街、タンタラス団アジトにて飲み比べをしているこの二人は、多少、「普通」ではなかった。 「ひっく、ほんっと、あの時のおっさんの顔ったら無かったよな、ははっ!」 金髪の少年ージタン―は楽しそうな笑みを浮かべると、片肘ををテーブルにつき、手にした酒をあおる。 対面に座っている、緋色の髪をした、20歳ほどに見える青年―ブランク―もまた、僅かに笑みを浮かべ、歳の割りに落ち着いた動作で酒を口に運ぶ。 使い古された木製のテーブルの上には、大小、形も様々の酒瓶が転がっている。かなりの数で、どれも空っぽだ。 「ぅー…因果応報ってやつさ。あんだけ好き勝手悪どい事やってりゃ…」 そう言ってブランクが再びぐい、と酒を飲み干す。 「ぁーうま…天罰の一つもくだるってことさ、だろ?」 テーブルに自分のコップを置くと中身の入っている酒瓶を手に取り、再び注いで行く。 「ほら」 「お、あんがと」 ジタンのコップにもいっぱいに注いでやる。お互い、どれくらい飲んだのかなど、とうの昔に忘れていた。 「ふぃー…ひっく…へへっ」 顔を桜色に染めて、眼をとろんとさせたジタンがブランクを見る。 「おいおい、お代わりさせといてナンだけど、お前だいじょうb」 「だーいじょうぶ!だいじょぶだって!俺ぜぇーんぜん酔ってないからっ!」 尻尾をふりふり腕をテーブルの上でぱたぱたさせながらはしゃぐ。それを見てブランクは思わず吹きだした。 「ま、無理はすんなよ」 って言って聴くやつじゃないわな。そう思いながら、酒を舌の上で転がす。 「んー…わかったぁ…」。 案の定、全く聴いていない様子で酒をあおると、深酒のまどろみからぱっと覚醒し、眼を見開いてブランクをみつめる。 「んでっ!んでさっ!あいつ俺をおっかけてくんの!そしたらさ!」 「そしたら?」 大げさに身振り手振りで説明するジタンを見ると、変わってないな、と思う。こっちまで楽しくする才能あるんだよな、こいつ。 「一回つまづいた後に、『ほひぃいぃぃぃぃいい!!』って言いながらすげー勢いでズッこけて、そのまんまごろごろ転がって、気絶しちゃった!!」 間。柔らかい光を放つ頭上の明かりが床に二人の影を作る。ぎしり、という椅子の軋みが響く。ジタンとブランクの眼が合い、お互いが破顔する瞬間を目撃した。 『ッぷっ!!ぶわぁーっはっはっは!!はははははは!!!』 ジタンは腹を抱えて猫の様に椅子の上で丸まり、ブランクは仰け反って、爆笑する。 「ひひ、ひっなっ、なんだそりゃ?!『ほひぃいいいい』って!『ほひぃ』って!ぶふっ!んはははは!」 「あはははははっ!だ、だろだろっ?!俺っ、くくっ、そんとき、声あげて、ぷっ、笑っちゃいそうだった!だぁあはははッ!!」 大して面白くもないのに笑ってしまうのは酒のせいか、それともこの二人だからなのか。ブランクにもジタンにもよくわからなかった。 「ひーっ、ひーっ!悪どいだけかと思ったらっ、んくっくく、案外っ、面白いじゃねえの、アイツ!見たかったなクッソォー、くくっ!」 緋色の髪を悔しそうにかきむしると、ブランクは一気にコップを空にする。 「くっ、くく!すっごいズッこけ方だったぜ!プハハっっ!」 それを見て、ジタンも、噴出さないように慎重に、酒を口に運ぶ。ブランクはにやりと笑い、攻撃を開始した。 「『ほひぃ』」 ブランクが呟くと、ジタンの体がぷるぷると震え、コップを持つ手に力が入る。 「『ほひぃいぃいいい』」 再度攻撃。笑いの堤防を決壊させまいと、尻尾を振りたくりながら耐えている弟分を楽しそうに眺める。 「『ほぉおおぉひいいぃいいいん!』」 「ぶばぁぁああっはははっ!あはははは!!!」 遂に堤防が決壊し、ジタンは派手に噴出した。酒がテーブルの上に噴出され、、ブランクの顔にも飛沫が飛び散る。 「ジタン、アウト~!」 「ぷぁははははっっ!お、おまっ、ブランク!や、やめ、ひひひっ、やめろ、よなあっ!くくっく、はははッッ!」 遂に堤防が決壊し、ジタンは派手に噴き出した。酒がテーブルの上に噴出され、、ブランクの顔にも飛沫が飛び散る。 731 :2:2009/07/15(水) 18 35 14 ID fN6AX3MW 「ジタン、アウト~!」 「ぷぁははははっっ!お、おまっ、ブランク!や、やめ、ひひひっ、やめろ、よなあっ!くくっく、はははッッ!」 口を拭いながらジタンが抗議するが、ブランクはにやにやと笑うだけだ。 「だって、やたら面白いから、くくっ、つい、な。ほら、おかわり」 ジタンに吐き出した分の酒を注いでやる。こいつと過ごしてるとほんとに楽しい。 「つい、ってなぁ…ぷぷっ、もう!サンキュ」 注ぎ足された酒をごくごくと飲む。顎をテーブルにつけ、眼を細めて笑うと、酒臭い熱い息を吐いた。 「ぶはぁああーー…飲んだ飲んだぁあー…」 心地よさそうに頭を左右に振りながら、ジタンが普段より幾分幼い表情を見せる。 「だな、こんな飲んだのは俺も久しぶりだ」 「んぁーはー…ふぅー…俺、どんくらい飲んだぁ?」 ひとしきり笑い、もともと深かった酔いが表に出てきたのか、ジタンはふにゃふにゃとした口調でブランクに訊いた。 「ぇー、そんなの知るかよ。覚えてないっての」 「ブランクもかよぉー…なんだよぉ」 頬を膨らまし、ブランクを睨む。歳相応の少年らしい表情だった。 「まぁ、バカみたいに飲んだのは確かだな、お互いに。ひーっく!」 「へへー…だなぁ。」 両手をテーブルの端にかけ、猫の様なしぐさで笑うジタンを見ると、ドキっとさせられる。 「んーふふーぅ、うおぉうっと?!」 前に体重を掛けすぎたのか、ジタンが椅子から前のめりに滑り落ちた。テーブルがひっくり返らなかったのは幸運だろう。 「オイオイ、大丈夫かよ、ジタン」 ブランクは立ち上がると、ジタンのもとに歩み寄る。 「だぁ~いじょうぶだって~。俺全然酔ってないぜぇえ~!」 「わりぃけど、まーったくそうは見えないぞー」 床の上で心地よさげに身を丸くするジタンの横に屈みこみ、指でつつく。 「酔ってなーい酔ってなーい!あははっはは!」 「あらら、こりゃ飲ませすぎたか…」 ふぅ、と一息つくと、酔いに酔った弟分を抱きかかえる。 「床で寝て風邪ひかれても困るしな…っと」 ブランクが初めてここに来た時からあった、6人かけの大きめのソファ―ソファというか、半分ベッドに近い―にジタンを深く腰掛けさせると、 ブランクもまたその左隣に、1メートル程の間隔をもって、どっかと座った。 「うおっ!この床やわらけえっ?!」 尻尾をぱたぱたと振りながらジタンが驚く。 「ソファだから、ジタン、これソファだから」 こんなになっているジタンは始めて見たかもしれない。そして 「ぁあ~…あぁ~ぁ」 改めて、自分もまた相当に酔っている事を自覚させられる。もっともあれだけ飲んで酔わない方がおかしいが。 「飲んだな…」 深呼吸すると、ブランクがぽつりと呟いた。 「飲んだなぁー…」 背もたれに身を預けたジタンが、とろんとした口調で応える。 間。無言の間。先ほどの爆笑の時とは違う種類の間、二人でいるときしか発生しえない特別な間が、タンタラスアジトの空間を支配する。 灯された明かりがちかちかと明滅し、静寂を守る街路の、小さな小さな虫の声が聴こえる。 「…んー…飲んだ…」 緋色の髪の青年がなんとか取り繕おうと小さく声をあげるが、今度は応えは返ってこなかった。 いや、そもそも取り繕おうとなどしていなかったのかもしれない。ブランクにはこれからなにがどうなるのか、だいたいの予想がついていたからだ。 ジタンがその身をずらして、ブランクの隣にぴたりとくっついた。酔いによる熱と、 それと違う熱で暖かくほてるジタンの体温を感じる。リボンタイの奥で、のどがこくり、と上下した。 再び、沈黙。その種類がなんなのか、二人とも既に理解していた。 732 :3:2009/07/15(水) 18 35 40 ID fN6AX3MW 「なあー…ブランク」 「んん、なんだよ」 わざとぶっきらぼうに応えると、その言葉とは裏腹に、右腕をジタンの肩に回す。引き寄せ、より密着させる。 そうして、その右手で、ジタンのなめらかな金髪を、ゆっくりと撫でさする。 「ふー…」 何度ジタンとこういう状況があったか覚えてないが、毎回ガキみたいに緊張する。たぶん、ジタンもそうだろう。 「ん、ブランク…」 お互いの熱でお互いがさらに熱くなっていく。ブランクの手に弟分の金髪の感触が広がる。 「なに」 もう一度ぶっきらぼうに応える。こういうときは下手に喋らないほうがいい。 「おれ…はは…酔っちまったみたい…へん、なんだ」 とろけるようにそう言いながら、頬をブランクの顎に押し付ける。 「そりゃまた。どんな風に?」 あくまでぶっきらぼうに。あくまで興味なさげに。頑張れ俺!やっぱ酔ってるな…。 「もぉっ、言わせんなよな……へん、なんだってぇ…」 熱い息を吐いて、僅かに眉を寄せ、顔をあげブランクを見上げる。その蒼い眼は熱っぽく輝いていた。唇が妖艶に湿っている。 こんどはブランクの喉が、ごくり、と上下した。 「だぁあー、もう!」 「おわっ…」 反則だろ、それ!そう思いながら、右腕を使ってジタンを自分の対面に持ってくるよう動かしながら、そのまま 二人そろってゆっくりとソファに右向きに倒れこむ。お互いに密着し、向かいあって寝そべっているといった体勢だ。ジタンの頭の下には ブランクの引き締まった上腕が敷かれている。 「可愛いなぁ、ちくしょう…」 そのまま右腕を曲げ、金色の髪に包まれた、形の良い頭を撫でながら、ジタンを抱く。空いている左腕をその細い腰に回し、ぎゅううっと抱き寄せる。 「はっ…ブランク…」 ジタンはブランクの胸に顔をうずめると、ソファと胴に挟まれている左腕をもそもそと動かし、ブランクの腰に回し、引き寄せる。 空いている右腕を、ブランクの左腕と胴の間に割り込ませ、その背中に回す。 「ははっ、ブランク…すげーどきどきいってるぜ…」 二人はお互いの鼓動が感じ取れる程に密着していた。ジタンは兄貴分の胸に顔をうずめ、 身につけられたベルトの匂いを感じると、、頭を上げ、にやりと笑っておちょくった。 緊張していた事を見破られ、やや気まずそうにジタンを見ると、ブランクはやり返した。 「ぅ、うるせえなぁ、お前だってさっきから心臓バクバクじゃねえか」 「う…へへっ、バレてたか」 いたずらっぽくそういうと、頬を染め、さらにぎゅっと抱きつく。そうしている間にも、ブランクは金髪を撫で続けていた。 また、沈黙。二人の心地よい熱が、部屋に充満している。 「…あったかい…」 ジタンがぽそりとつぶやく。それを聴いて、ブランクがある疑問を口にした。 「…前から訊きたかったんだけど、お前さ、女相手にする時と、その、こういう時で全然違うよな」 「んん~…?」 ジタンが眼を細めてブランクの胸に頬を当てる。 「いやだから、女口説く時と、俺とこういう事すr」 「そんなの、当然じゃん」 ジタンがうっとりとした口調でさえぎった。 「それと、これとは別だって、ブランク…はぁ…」 きゅっと、切なそうに、対面の体を抱く。ブランクもそれに応え、ジタンをさらにきつく抱き寄せた。 「んっ…俺がこんなバカみたいになれるのは、ブランクの前だけなんだぜ…?」 ぽそぽそと独り言の様にそう言う。 「なんか、さ。やっぱ違うんだよ、ブランクは。特別」 そう言って、顔を上げ、皮製のバンダナの奥のブランクの瞳を見つめる。 「なんか、ブランクにこうされると、あったかくて、なつかしくって…きもちいい。あんしん、するんだ」 「そりゃ、嬉しいね…」 ブランクは素直にそう言う。酔ってるせいか、らしくもない事を言うもんだ。俺も酔ってるせいか、妙にお前が色っぽくみえるけど。 「おれの場所はやっぱりここだな、って思うんだ。タンタラスのみんなと、ブランクがいる場所がおれの場所なんだ、って」 「なるほどな…酔った勢いで訊いて正解だったって訳だ」 そう言われて、自分が何を言ったかにようやく気づき、ジタンは顔を上気させ、ブランクの腕の中でじたばたした。 733 :4:2009/07/15(水) 18 37 12 ID fN6AX3MW 「うっ、うるへー!だ、だってお前が訊いてくるからだろ!」 「わりわり、つい、な。でも今言った事って、全部ほんとなんだろ?」 意地の悪い質問だと思ったが、ジタンの眼を見ながら、あえて訊く。反応が見てみたかった。 訊かれたジタンはますます顔を赤らめ、すこし切なそうな顔をすると、 「…うん」 、はっきりと頷いた。その様子に、ブランクはまたどきっとする。いや、どきっとどころではない。 (我慢できるかってえの、こんなの…) 「へぇ~…じゃあ、さ」 腰に回していた左手を僅かにずり下げると、そこにはジタンにあってブランクには無いものがある。尻尾だ。 その付け根をやわ、と五本の指で握る。 「ぁっ…しっ、ぽ…!」 ジタンがその身を僅かに震わせた。 「お前のココをこういう風に触れるのも、俺だけって事か?」 そう言うと尻尾の付け根から15センチほどを、指で愛撫しながら、上下にやさしく扱く。 「んっぁ…ぁ、当然、だろっ…!お前、だけ、さ…」 ブランクの胸に顔をおしつけ、ジタンが艶っぽい声ながら応える。それを聴いてブランクはにっと笑うと、 愛撫する範囲を広げながら、頭を撫でていた右手でなまめかしく動く尻尾の先を捕まえた。 「ふぁっ…はっ…」 うっとりとした様子で熱い息をつき始めたジタンに、欲情し始めている自分を強く意識しながら、 左手で愛撫を続けつつ、今度は右手で尻尾の先を握る。親指でその先端を磨り潰すように強めに刺激する。 「んっく、ぁっ!ブラン、クッ!はっ!」 ジタンの声が一段高くなる。ひくんっと体を震わせ、自分の兄とも言える存在を強く抱く。 「はは、尻尾が弱いのはお約束、ってか…」 自分の鼓動、そしてジタンの鼓動を感じる。尻尾へのゆっくりとした愛撫はまだ続いていた。 「ァくっ!はッ、ぁっ!しっぽ、しっぽ、きもち、い…」 しゅにしゅにとした感触を楽しみながら、ジタンの声がどんどんと色気を帯びていくのを感じる。 「どーしたー、ジタン?」 またも意地の悪い質問を飛ばす。すこし愛撫の手を速める。 「どぉっ、んっ、どぉしたって…お、まえがッ、はんっ…し、しっぽ弄るか、らっ!」 「いじるから?」 「きもち、いいっんっ、ァくっ、きもち、いいっんだろっ…ぅあっ!」 そこで、ぱっ、っと愛撫の手を離し、左手は腰に、右手は頭へと戻る。 「んっ、ぁ、は・ふぅ…ふっ、んくっ…」 腕の中で熱い息を吐く姿は、あまりにも扇情的だ。ブランクは抑えられない興奮を感じる。 「ブランクっ…きゅうにっ、尻尾は、いじんなって…」 そう言いながら、ジタンが抱かれたまま僅かに身を捩じらすと、それぞれの顔が近づいた。と同時に、ブランクが突然右手でジタンの頭を ぐいと引き寄せ、左手で身体全体を引き上げる。そのまま唇と唇が触れあい、キスが始まった。 「ブラ、ンクっ?!んむぅっ…ぁっ、くふっ」 「はっ、はっぁ、んぐッ、む、う」 唾液と唾液が接触する、ぢゅくぢゅくという湿った音が響く。 「んぁっ、はっぁはっ、んはっ!、んっんんぅぅっ!」 「ふっぅ、んむ・ぅんっ、はふっ、むぐ!」 舌と舌が絡み合い、二人の口中を行き交う。その度に、湿った音がますます大きくなる。 じゅぽっ、じゅううっ、むちゅ、ちゅっ、ちゅぐっ! 「はっァっ!ふっ、ぁふッ!ブラっンクっ!んむぁっ、ぁあはっ!」 にゅじゅっ、ぐじゅ、じゅっぅ、じゅぐっ! お互いの頭を両の手で掴みながら、舌をめちゃくちゃにからませ、互いの口を犯していく。 「んっぐ!むぅぐ、ッ!ジタン…っ!んぐッ、ふうぅっ!」 じゅにゅぅ!じゅっ、じゅぬるッ!ちゅくっ… ようやく長いキスが終わり、お互いの舌と舌が離れる。唾液が糸を引いた。 「はっ…ぁっ……いきなり、すぎぃ…」 ジタンが切なそうに眉を寄せ、発情した声と表情で言う。 「ふっ、はっ…ジタン、わりぃ。我慢、できん…」 ブランクも熱い吐息を吐き、震える声でそう言うと、ジタンを元の位置へ戻し、強く抱く。 「はぁ、はっ、だいじょぶ…へへっ、俺も、だからさっ…、」 お互いに脚を絡める。厚手のズボンを穿いたジタンの脚と、もともと露出の多いブランクの脚とが絡み合い、交差する。 もう耐えられないと言った風に、ジタンが腰を突き出し、ブランクの股間に押し付ける。そのペニスは、既に痛いほどズボンの中で勃起していた。 ブランクのペニスもそれは同じで、皮の太いベルトの下の、ショートパンツを突き破らんばかりに、勃起している。 734 :5:2009/07/15(水) 18 37 41 ID fN6AX3MW 「んっく…ぁあ、ぁっは…」 二人のペニスが、服越しに強く触れ合う。 「くっぁ…オイ、なんだよ、酔ってンのにお互いビキビキだな、ッはっ…」 「はは、だ、なッ…はっ、ぁっぁっ、んくっぅ!」 どちらからともなく、きつく抱き合い、腰を艶かしく前後、そして上下左右に動かし始める。ペニスとペニスがぶつかりあったかと思うと、 太ももや腹にペニスが圧迫され、もどかしい快感を二人に与えていく。 「ふぁっ!っくぅっんっ…ぅっあ…ぁ、いいっ…!」 「俺もっ、だ…んっ……はッぁ…」 どろりとした心地よい快楽が全身を包んでいくのを感じながら、二人は一心不乱に腰を動かす。 湿った、そしていやらしい息遣いが部屋中に満ちていく。。 「はっぁ…ブランクぅ…っ!」 ジタンが甘い声を上げ、ペニスをぐりぐりとブランクの太ももに押し付ける。 「…気持ち、いい、か…?」 耳元で熱く、低く囁くとひくん、とジタンの体が震えるのが解った。 「うんっ、ぁっ…!ぁはっ、はーっ、はぁっ…!」 久しぶりに見る、弟分の淫靡な姿に、ブランクはくらくらとしていた。こいつ、こんなエロかったっけ…。 「んぁああ…!ぁあ…っ!おれ、もぉ、むり、ぃ…」 すっかり発情したジタンがもどかしく腰を揺する。 「んぁはぁっ…ちょくせつさわって、ブランクっ…はあぁっ…!」 荒い、そして熱い息を吐きながら、横になったまま、性急にズボンのベルトを外していく。それと同時に、ブーツが床に落ちる音がブランクに聴こえた。 「はっ、はっ…!そうかよ…じゃあ俺もっ…!」 ブランクも同じくらい性急に、服を脱ぎ去っていく。 動きやすさとファッション性の両立を掲げて、ブランクはこの服装をしていたが―他人から見てこの格好がそれに適っているかどうかはともかく― 今ほど、全身を覆うベルトがわずらわしいと思った事はなかった。 そんなブランクを尻目に、ジタンはベルトを外し終え、猫の身のこなしで下半身をしなやかに動かすと、下着ごとズボンを一気にずり下げた。 いやらしく勃起し、反り返ったペニスがぶるんっ、と外気にさらされた。自分のそれを見て、また興奮の度合いを高める。 ジタンがベストとシャツを脱ぎ捨て―手袋とリボンタイはそのままだ―、脚を使ってズボンを完全に床に落としている間に、 ブランクがようやく全身の太いベルトをがちゃがちゃと外し終え、ソファの後ろに放る。ジタンの勃起したペニスを眼の端に止めながら、手袋とショートパンツをすばやく脱ぎ捨てた。 ブランクのペニスは、ジタンのそれより一回りほど大きい。ジタンが小さいというわけではなく、ブランクが大きいのは、眼に見えて明らかだった。 再び、互いに向かい合って寝そべる。今度は二人とも、ほとんど裸だ。 「はァっ…ぁは…すっげえ…」 視線を落とし、ブランクのペニスを見て、震える吐息で言う。 「っ…人のを、化物みたいに言うなっての…っ!お前のだって人並み以上だろが…」 そう言うと、左手を、脈打つジタンのペニスを包み込む様に押し付ける。 「ん、ぁ…っ!」 そのまま反り返ったジタンのペニスを掴むと、扱きはじめる。 「ッァあ…ブラン、クぅッ…ひゥっ…!」 ジタンは腰を突き出すと、右手を緋色の逆毛を生やした頭に回す。先ほどとは段違いの快感が、脳へがつんとぶつかっては弾ける。 「ぁ・ぁっ、ぁッッ!んっぐ、ぅうっ!ぅ・ん゛くッ!あ・っんっ!」 すっきりとした両の脚をブランクの脚に絡ませ、その手の動きに合わせて、腰を振る。それを見てブランクをまた、劣情を一層燃やす。 「ジタンっ、お前、えろすぎだって…っ!ふっぅ…!」 空いている右手を使い、ブランクは自分のペニスも扱きはじめる。我慢などできなかった。 既にどちらのペニスも、先走りでその先端を濡らしていた。 「くぁ・ぅんッんん゛っ!はッ、ごめ、んなっ、ブランク、ッくぁ゛うっ! 「なにっ、がだよ…っ!んっ!」 「へはッ…おれっ、きもちっ、よすぎてっぇ…お前っ、の…さわれっなっ、ああぁッ!」 言い終わる前に、ブランクがジタンのペニスをより強く、早く扱く。 「ンな事気にしなくていいからっ…っくぁ…ほ、ら、好きな様にこえっ、だせよ…っ!」 できるかぎりジタンの耳元に頭を寄せ、熱い熱い息を吹きかけながら囁く。震えるジタンの頭を右手でなでながら、 ペニスを扱いていた左手を一旦離し、すぼめると、その掌で、先走りでぬめぬめの亀頭を無茶苦茶にこすりあげる。 735 :6:2009/07/15(水) 18 39 32 ID fN6AX3MW 「ひぁ゛ンッ!さきっ・さきっぽぉっ!、きもちッ、い゛ぁッ!ぁはっあァぁ!」 ブランクの腕の中で頭をのけぞらし、ぶんぶんと左右に振る。快楽は、酔った勢いと極限まで高められた欲情で、信じられないほどになってジタンを襲う。 その表情は形容しがたいほどにエロティックだ。 「はぁッ、ハっぁ…なんちゅーエロ、いっ、声出すんだよッ…!」 ブランクもまた、視覚と聴覚を襲う金髪の恋人の痴態に、自分のペニスを扱く手と、前後に振りたてる腰を止める事ができない。 湿った吐息を吐き、再びジタンの反り返ったペニスをごしゅごしゅと扱きたてる。 「うぁッ?!ぁ、ぁァん゛ぁッ!手ぇっ、すげぇっ、よっぉ!」 それに合わせ、ジタンの腰の動きも再開される。 「んっく…ッ…ジタンっ…!」 「ふぅぁあ゛ッッ!ブランっ、クッ!うァっ!ああ゛っ!ブランクぅッ!」 ブランクの扱く速度がますます上がっていく。先走りがぐちゅにちゅっ、といういやらしい音を連続して立てる。 その音が二人の脳をさらにどろどろに溶かす。 「ん゛ぁッぁ・ぁっ、あァッ!ブッ、ブランクっ、おれ、あ・ひぃ゛ッ!おれ、もっぉ!」 ジタンが腰を振りたくりながら頬をブランクの鎖骨に押し付け、絶頂が近い事を知らせる。 「はぁっ、ぁッぐぅッ、お、れもッ、もぉっ、く、ぁ゛ッ!」 ブランクもまた、絶頂を感じ始めていた。こんな淫らな光景が、他にありえるだろうか。 「ん゛ぁあッ!ひぅあッ!ブランクっいっしょにっ、ひぐっ!いっしょ、にィッ!イ、こぉっぜ…ッ!ん゛ぅァ゛あっ!」 「ああッ…そぉ…だなッ…!」 ブランクの両手が、まるで別の生き物の様に、二本のペニスをこれ以上無い程の激しさで扱きたてる。 「あ゛ッあっぁあ゛ッァはあああッ!イくっおれいくっ、イっちゃうッ、いくッ!ん゛ぁ゛うッ!んぅ゛ッ!!」 「いいぜッジタンッ…あ゛くッ!イけッ、俺も、一緒にっ、ぁ、、イ、くかっ、らッ!」 ぐちゅぬじゅぱじゅぐじゅぱぢゅぼじゅにゅぢゅッッ!!!腰が、手が、ペニスが、二人に恐るべき絶頂をもたらした。 「イくッ!イぐいくいくイぐッイくううぅッッ!!ん゛ぉあ゛ぁァぁああッ!!!!」 「おれッも…くぁ゛っァ!!」 どびゅぅうううッ!!びゅくぅううッ!びゅるるッ、びゅぶぅぅう!どぷうぅっ!どびゅるるうッ! 「ひぐッ!はぁあ゛ッ!お゛ッ!でっ、て…う゛ぅうッ!」 腰を大きく前に突き出し、ジタンはブランクの胸、そして自分の腹に、盛大に精液をぶちまけていく。 「ぐッ…ぅ゛うッ!あっ、ハぁッ!ん゛っく…っ!」 ブランクもまた、歯を食いしばり、腰を前に突き出しながら、大量の精液を互いの身体に迸らせる。 二人のペニスが射精の度にびぐッびぐんっと律動しているのが見える。 「ぐぅ…っはぁぁっ…ぁ゛…ぁッ…はっ、は・ふっう…ッ…ぁ…」 「ハぁっ、はぁぁっ、ん、…っくはっ…」 壮絶な快楽の余韻にペニスをひくつかせながら、二人分の精液に濡れたままで、ジタンとブランクはぎゅうぅ、と固く抱き合った。 お互いの熱い息遣い、脈打つ心臓の音、匂い、何もかもが感じ取れる。 快楽の後の、やわらかく、暖かい雰囲気が、春の芽生えの様に部屋に充満し始めていた。 -:後編
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ようせいポケモンコンテスト世界大会、これは年に一度行われます イッシュ地方の予選を通過したのはタブンネちゃん、エルフーン君でした そのなかでのタブンネちゃんはその汚らしさでワーストクラスの成績を叩き出し予選落ち確定だったのですが愛護団体の遊んで暮らせる程の膨大な賄賂により、イッシュにエルフーン君以外に妖精グループが居ないと言う理由もあって予選を通過したのでした コンテスト会場に着くとそこには華やかなドレスやスーツを着た貴族がたくさんいました ようせい以外の種族のポケモンもたくさんいましたがそのなかでタブンネちゃんは汚らしさからひときわ目立っていました いよいよコンテスト本番がはじまりました タブンネちゃんのエントリーナンバーは縁起の悪い4、日夜倒され続けて人々やポケモンに経験値と努力値と快楽を運んできてくれる存在にぴったりの素敵なナンバー! ほかは、エントリーNo.1ライチュウ2ハピナス3エルフーン5プクリン6ピクシー7ロズレイド8トゲキッス9マリルリ10エネコロロ11ラッキー12ユキメノコ13ピカチュウでした 他のポケモンたちの演技が終わり、いよいよタブンネちゃんの番となりました すると突如会場のガラスが割れプラズマ団が入ってきました、プラズマ団はポケモンをトレーナーから開放するためにコンテスト会場に忍び込んだのでした プラズマ団がサザンドラを繰りだすと会場の雰囲気は一変しました サザンドラのりゅうせいぐんにより荒らされるコンテスト会場・・・ 人々とポケモンたちは恐怖しました。サザンドラと言えば全国でも有数の実力者。自分達が束になっても勝てる相手ではないのではないかと。 ですが怖がっていてはないと皆が勇気を出し、手を取りサザンドラに向かう事を決意します。 しかしただ一匹泣き叫ぶだけのポケモンがいました、そう、タブンネです 自分が愛護団体から引き離されて野生生活に戻らなければならなくなるという恐怖に泣き叫んでいるのです タブンネちゃんが失禁しながら泣き叫び涙や鼻水や尿を垂れ流すと会場は一層汚くなります。 サザンドラは再びりゅうせいぐんを撃ってきました。そこでようせいぽけもん有数の特殊耐久力を持つハピナスさんが飛び出し、その身でりゅうせいぐんを受けました その隙を突いてマリルリ君とユキメノコさんが攻撃を放ち、見事サザンドラを倒しました 倒れこむサザンドラ。タブンネと愛護団体の殺せコールが響く中何とハピナスさんが何とサザンドラに自分の卵を分け与えました。 プラズマ団はようせいポケモン達の人との絆とハピナスさんの優しさに感動し、改心してコンテストを見ていることにしたのでした コンテストはもはや結果は見えてみたようなものでした 皆がハピナスさんの優しさに心を打たれ、 競う相手であった他の出場ポケモンの心をもメロメロにしてしまったのです ハピナスさんは見事にようせいポケモンナンバーワンとなったのでした! おめでとうハピナスさん!君がナンバーワンだ! ひらひらのフリルの付いたリボンをつけてもらったハピナスさん、この様子は世界にも放送され世界中の人々がハピナスさんにメロメロとなったのです ハピナスさんグッズは世界中で大売れ、後にハピナスカンパニーが作られました 帰り道タブンネちゃんが船に乗ろうとしていると同じイッシュ地方代表エルフーン君がタブンネちゃんに話しかけてきました エルフーン君は「タブンネちゃん、僕は同じイッシュ代表として恥ずかしい。一刻も早くこの世から消えてくれ」そういって攻撃の構えをとりました タブンネちゃん泣き叫んで逃げ出しますが、素早さが売りのエルフーン君からはどう足掻いても逃げられません。タブンネちゃんはエルフーン君の暴風によってに切り刻まれ、海の藻屑と消えました よかったね、タブンネちゃん END ハピさんすげぇな、それに比べてタブンネちゃんはだらしねぇな -- (名無しさん) 2012-05-27 02 15 47 名前 コメント すべてのコメントを見る
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397 :生贄のファロ 1/5:2007/10/03(水) 22 04 14 ID hhwo3gGT 天の頂点に座す満月が、深い森にわずかばかりの光をもたらしている。 近隣の村の人間も寄りつかない、邪竜が棲むといわれる森。松明も持たず、月明かりだけを頼りに禁忌の森の奥深くへと進む、二つの人影があった。 「ファロ、早く来いよ」 先を行く大柄な少年が、後方の小柄な少年に呼びかけた。 「ちょっと待ってよ。この服、歩き難くって……」 ファロと呼ばれた少年は、滑る苔を警戒して小股で追いかけている。 今のファロを初めて見る者が居れば、確実に彼が男だとは思わないだろう。来年には15の成人を迎える歳だが、まだまだ幼さが残ってあどけなく、顔立ちも少女のものだ。 透き通った深緑色の瞳には、少年らしい凛々しさを秘めてはいる。だが、蜂蜜色の髪が腰までも流れ落ち、白く滑らかな肌に桜の花弁にも似た唇が映えるその容貌は、ただでさえ見る者に端整な女の子の人形のような印象を与える。 それに加えて今は服装も普段とは違い、白いワンピースまで着てしまっている。 「だいたい、なんでオレがこんな格好しなきゃいけないんだよ。……下着まで」 愚痴をこぼす声でさえ、鈴を鳴らしたような聞き心地の良さがあった。 「だから、一回納得しただろ。あの人を助けるためにはおまえが女装しないと」 「おじさん達に見つかったら囮になれって? 背格好、やっぱ似てないと思うんだけど」 「しっ、静かに!」 大柄な少年が指を口に当て、樹の陰から前方の様子を窺う。 ファロも愚痴を止めて、大柄な友人のうしろから小柄な身体を乗り出した。 森の木々が避けて広場になっている場所に、無数のかがり火が据えつけられている。赤々と燃える円陣の中心で縛られているのは、二人が探していた生贄の女性だ。 「見張り、居ないぞ。もう帰ったんだ」 友人が振り返り、頷いてみせた。 ファロも無言で頷きを返して、二人で足音を立てないように女性へと忍び寄っていく。 二人が住む村にはおぞましいしきたりがある。それは邪竜より土地の安全と繁栄を得る代わりに、20年に一度、供物を捧げなければならないというものだった。 供物とは若い処女に他ならない。竜に捧げられた女がどうなるのかは誰も知らないが、食べられるか、死ぬまで慰み者にされるか、それとも竜の仔でも産まされるのではないかと、村人のあいだでは噂されている。 いずれにしろ人間としての幸福などあろうはずがない。 姉のように慕ってきた女性が生贄などに選ばれれば、しきたりを破ってでも救出しなければと、ファロ達は決心していたのだった。 「ありがとう、本当に助けに来てくれたのね」 縄を解かれて微笑む女性の顔には、涙の跡が残っていた。 彼女の背後の地面には、ポッカリと巨大な穴。邪竜の棲む、暗く深い洞窟だ。 竜など迷信だとたかをくくっているファロだが、さすがにこの場では足がすくむ。 「は、早く帰ろう。誰かに見つかったらまずいよ」 「待てよ」 「待って」 スカートを翻して逃げようとしたら、二人の声に引き止められた。 「村に帰るわけにはいかないわ。私はもう居ないはずなんだから……。いいえ、それはいいの。それよりここをこのままにしたら、竜が村を襲ってしまうわ」 「竜なんて……」 「居るわ。私のお父さんも見たって言ってたの。ここには代わりの生贄が要るのよ」 女性は話しながらそっと背後に周り、女装少年の両腕をつかんでいた。 ファロが振り向こうとすると、正面の友人に肩を叩かれる。 「そういうわけなんだ。ごめんな、ごめん!」 「えっ? なに――うぐっ!」 腹部への衝撃に視界が暗転し、状況を理解する間もなく意識が閉じていく。 最後に聞こえたのは、泣き声混じりの女性の声だった。 「死にたくないけど、村の皆を犠牲には……。あなたは男の子だけど、綺麗だからきっと竜も……。ごめんなさい、ごめんなさい……」 398 :生贄のファロ 2/5:2007/10/03(水) 22 05 13 ID hhwo3gGT 目を覚ましたときには、ファロは広い洞窟の中に縛られた状態で転がされていた。 救出した女性と友人の姿はすでになく、土で囲まれた通路は静まり返っている。 (オレ、騙されたのか? くそ、こんな縄!) 不自由な身体に力を込めてみる。すると、呆気なく縄は緩んでファロは解放された。 わざと甘く縛っていたのかもしれない。それでも、自分が身代わりの生贄に差し出されたという事実は変わりようがないのだが。 (あの二人がオレを騙すなんて……。これって、代わりに死ねってことじゃないか!) 信頼する人間からの裏切りに初めての胸の痛みを覚えるが、感傷に浸る暇はないようだ。 邪竜の有無は置いておいても、洞窟内に危険な魔獣が棲みついている可能性は高い。用意していたナイフも取り上げられたか、道中で落としていたらしく、丸腰の上にひとり。 改めて自分を取り巻く状況を理解してしまい、華奢な身体が震えた。 (そ、そうだ、ここから出るのが先だ。今、凶暴な奴に遭ったらまずいよ) 月光の届く場所ではないが、幸いなことに魔力を宿した発光性の苔が群生していて、洞窟内は神秘的な橙色に照らされていた。これなら歩くのに不自由はない。 「こっち、かな?」 濡れた指先で空気の流れを調べ、女装少年はスカートをたくし上げて慎重に歩を進める。 ゴツゴツした足場。上下左右に曲がりくねり、代わり映えのしない土の通路に、どれだけのあいだ、どれほどの距離を歩いたのかもわからなくなってくる。 それでも先へ先へと進む内に、ファロはある変化に気がついた。 (なんだろう、この匂いは……) 動物の体臭に似ているのだが、加えて強い生臭さのある不快な臭気が、進行方向の奥から漂ってきている。これほど息の詰まる悪臭は、今までに嗅いだことがない。 ブシュゥ……ブシュゥ……。ふと耳を澄ませば、ふいごを吹かすような音も聞こえる。 (なにか居る!) ただならぬ気配に寒気を感じたファロは、その場で足を止めた。 曲がり角に身を隠して先を窺ってみるが、相手の姿もやはり角の陰に隠れているようで、正体を見ることはできない。ただ、不気味な音が聞こえてくるだけだ。 (この臭さもコイツの匂いなのかな) 臭気に耐えられなくなり口と鼻に手を当てても、指の隙間から嗅覚を刺激してくる。 このまま進めば正体不明の生物と鉢合わせることになるかもしれない。かといって来た道を戻っても、外に出られるとは思えない。もちろん、現在の方向に進めば脱出できるという確証があるわけでもないのだが。 (少し様子を見よう) 音が止むか音源を突き止めるチャンスが来るのを、息を潜めて待つ。 いつ終わるとも知れない緊張と疲労に足が崩れ落ちそうになった頃、それは姿を現した。 ズチュ、ズズ……。 粘ついた水音と地鳴りを伴って這い出てきたのは、巨大なミミズに似た怪物だった。 胴体の直径はファロの身長の倍ほどもある。黄土色の皮膚は乾燥してヒビ割れているが、ゴムのように伸縮し、硬い土壁を削り落としながら波打っている。 頭部らしい部分には胴体とほぼ同じ直径の穴が空いていて、その奥からは無数の赤黒い触手が飛び出し、得体の知れない粘液を滴らせては複雑に蠢いている。尻尾にあたる部分は通路に隠れて見えないが、かなりの体長をしていることは容易に想像できる。 ファロも英雄譚などで耳にしたことがある、おそらくはワームという竜の一種だ。もっとも、今の今まで想像上の生物だとばかり思っていたのだが。 (ほ、本当に竜は居たんだ。まずいよ、逃げないと!) 口の中が乾いて吐き気がするほどの恐怖が込み上げる。悲鳴を上げて走り出したくなるのを抑えて、固まった足をそっと踏み出し、来た道を引き返そうとした。 だが、動こうとしたそのとき、素早く触手が飛んできて足首に巻きついた。 399 :生贄のファロ 3/5:2007/10/03(水) 22 06 10 ID hhwo3gGT 「わあぁっ!」 両足を引っ張られて体勢を崩したファロは、地面に倒れる暇もなく宙吊りにされた。 逆さに足を広げられた格好のせいでワンピースのスカートが重力に引かれてめくれ返り、ゆったりした半ズボン状の下着、純白のドロワーズが露わになってしまう。 「あっ!」 男でありながら女児用の下着を穿いているところを晒す羞恥に、我を忘れてスカートを押さえたものの、眼前の光景にそれ以上身動きができなくなる。 イソギンチャクのように絡み合う触手がグチャグチャと音を立て、その内の2本がファロの足に伸びて絡みついている。触手の塊の奥は真っ暗な空洞になっていて、生温かい風と共にあの臭気が吹き出てきていた。 「うっ、うぷっ……うっ?」 吐き気を堪えて顔を背けていると、新たな触手が伸びてくる。 さらに2本の触手に両手首まで拘束されて、完全に身体の自由が奪われてしまった。 「は、放せ! なにするんだよ!」 恐怖を隠して抵抗するが触手の力は強く、少女の悲鳴じみた声で怒鳴るしかできない。 触手は長髪の少年の身体をゆっくり回転させて頭を上にさせると、四肢を大の字に広げた格好で、邪竜と正面から相対させた。 言葉を失う少年へ、竜の空洞奥深くから低く響いてくる。 「オマエガ我ヘノ贄カ。我ヘノ供物カ」 恐ろしく平坦で生気の感じられない不気味な声だったが、間違いなくヒトの言葉だった。 しかしファロは邪竜が喋るということ以上に、生贄と認識されていることに恐怖した。 「ち、ち、違う! オレは、違うよ!」 全身で震えてしまいながらもなんとか否定の言葉を口にしたが、竜には意に介した様子はなく、空洞の奥からふいごのような音を鳴らしながら繰り返し呟いているだけだ。 「贄来タリ、供物来タリ。永年望ミシ贄トモ知レヌ。喜ベ、我ノ執心ニ値セリ」 邪竜は女装少年を拘束したまま広い通路で方向を変え、再び這い進み始めた。 なすすべなくファロが連れて来られた場所は、ドーム状の広間だった。これ以上奥へと続く通路はない。おそらくは洞窟の最深部、邪竜の居住空間だ。 「りゅ、竜のクセに生贄かどうかもわからないの? 降ろせってばぁ!」 持ち前の気丈さで何度も悪態をついてみるが、四肢を縛る触手の力は一向に緩まない。 この竜は喋ることはできるが、こちらの言うことは聞いていない。そう思える。 だが、それでも何度も声を張り上げるごとに、絶望に染まりそうな自分自身の心が気力を取り戻していくようだった。 (まだ、駄目って決まったわけじゃない。足はそんなに速くないみたいだし……) 竜の触手に拘束されたまま、仰向けに地面に降ろされる。 目的地についたようだが、少なくともすぐに殺されるわけではなさそうだ。生贄がなにをされるものなのかはわからないが、生きている限り自分さえ見失わなければ。 (もしかしたら、誰か助けに来てくれるってことだってあるかもしれない。オレが自分で諦めなきゃ、逃げるチャンスだって、きっと!) 気力を振り絞って覚悟を決めたと同時に、竜が新たな動きを見せた。 開口部の触手が一斉に伸び上がり、地面に縫いつけられた身体にまとわりついてくる。 「く、るなっ! う、あ……うく……!」 最初に靴が脱がされ、両足の指のあいだを細い触手がぬるぬると粘液で滑りながら通過。スカートの下に潜り込み、脛から膝裏、ドロワーズを越えて腰にまで這い上がってくる。 ぐにゅにゅ、にゅるうぅ。 「ひあ……気持ち、わる……い……」 さらに別の触手達がワンピースの襟元に潜り込み、その下に着せられていたキャミソールの上から薄い胸を撫で回してきた。その内の数本が枝分かれして、ヘソをほじくられる。 頬にも、首にも、肩にも腕にも。様々な太さの生温かい触手に何十本と絡みつかれ、拘束された全身が嫌悪感に悶えるのを止められない。 400 :生贄のファロ 4/5:2007/10/03(水) 22 06 51 ID hhwo3gGT 「やめ、ろよ……ああぁ」 振り乱す蜂蜜色の長髪までもが触手に粘液を擦りつけられ、ベットリと鎖骨に貼りつく。 懸命に四肢に力を込めても拘束はびくともせず、無力感を思い知らされるだけだ。ファロは少女のような容貌をからかう友人達への反抗心から、意識して誰よりも強い男になろうと振る舞っていた。強引に勧められた女装も、好きな女性を救うという男らしさのため。 だが今、張り詰めていたものが胸の奥のどこかで悲鳴を上げている。 まだらに粘液染みが浮かんだワンピースが、内側の触手達に盛り上げられ、ボコボコと起伏する。ろくな抵抗もできずに蹂躙される自分の身体を目の当たりにし、涙が滲む。 「我ガ寵愛ノ枷トナルカ。コノ装束ハ要ラヌ」 邪竜が口腔からの生臭い吐息を、女装少年に吹きつけた。 ファロの身体が一層強く押さえつけられ、反対にワンピースは内側から持ち上げられる。胸元から股間部分まで野太い触手の形が布地に浮き上がり、ついに裂け目が生じた。 びりりりりぃ! 「そ、そんなっ……」 前面部で真っ二つにされた白い布地は、もうワンピースとはいえない。肩口で引っかかって脱げはしないものの、陵辱される者にふさわしい粗末なマントと成り果ててしまった。 隠されていた桃色のキャミソールと純白のドロワーズが、魔法苔の光に直接照らされる。 (こんな格好を誰かに見られることになるなんて……!) 知恵ある者に女児用の下着姿を晒す羞恥に、みるみる内に少年の頬が染まっていく。 薄い生地でできたキャミソールはすでに触手の分泌液に重く湿っていて、滑らかな肌の色が透けてしまっている。華奢な少年の胸に息づく小さな桜の蕾が、肌に貼りつく下着をちょこんと押し上げて、存在を主張していた。 (オレを……どうするつもりなんだ?) ファロの身体が再び宙に持ち上げられ、よじれ合う肉触手で形勢された台座の上へ。 両腕は揃えて高く掲げられ、両脚は膝を腰の高さまで上げて広げた状態で固定される。 (い、いやだよ、こんな格好) 四肢には螺旋状に触手が絡んでいて、もはや震えることすら許されない。 濡れたヒルが下着越しに全身を這い回るような感覚。恐怖に胸が締めつけられて苦しくなった呼吸が深くなり、生臭く湿った臭気に口腔から鼻腔、肺までも穢されていく。 「はぁ、ふぁ、あ……ひうっ!」 触手の動きが変化して、思わず短い悲鳴が出た。 自分の身体に視線を落とせば、裾口からキャミソールの内側に侵入した触手が、薄生地を盛り上げながらゆっくりと上へ。ヘソを掠めて昇ってきたそれはマッサージするように、弾力のある軟体をファロの胸へ押しつけてきた。 「あっ、なに、やだ……はぁ……んっ」 本物の女児と違って膨らんでいない、薄い胸。そこを揉まれるような奇妙な感触に、気恥ずかしいくすぐったさと屈辱的な気持ちの悪さが湧き上がる。 樹液のように濃い粘液が塗り広げられて、触手の動きがスムーズになっていく。触手達は両胸の突起を避けたふたつの円を描いて、這い回り始めた。 「はあっ、あっ、ふあ、はあっ……!」 激しい呼吸で胸を上下させて追い出そうとしてみるが、むしろ揉み込む動きを助けてしまい、奇妙な感触にさらに息が乱れてしまう。 舌を突き出し、開きっ放しになった口元に、ぬちゃりと触れるモノ。 「えぷっ! んっ……んんんんっ!」 すんでのところで閉じた口に押しつけられる触手は、他のモノと異なる形状をしていた。 赤黒い幹は他と同じだが、先端が楔型。楔部分は鮮やかなピンク色で、変に生々しく艶々としている。先端の切れ目からは、ドロリとしたクリーム状の分泌物が垂れていた。 それはまるで……ペニスそっくりだった。 「ふうぅ! んんーっ!」 女装少年がイヤイヤをしても、柔らかな唇にしつこくクリーム粘液を擦りつけてくる。 401 :生贄のファロ 5/5:2007/10/03(水) 22 07 45 ID hhwo3gGT ろくな抵抗もできずに汚されていく惨めさに、深緑色の瞳に透明な涙が溢れた。 胸に集まる触手は次々に増え、キャミソールの下では赤黒いふたつの円が、まるで祭りの輪のように。にちゃりぐちゃりと踊り狂う。 唇を硬く閉じ合わせてペニス触手を拒みながらも、自分の胸元の惨状に血の気が引いた。 「うんん……! くふ……んうっ!」 触手の円陣が崩れ、胸の頂点に不意に閃く感覚……乳首をつまみ上げられたような。なにをされたかのは、すぐに耳で知ることになる。 ぢゅうぅ、ぢゅばっ! ぢゅるぅ……ぢゅぷっ! 下品な吸着音に合わせて乳先が吸い上げられては、弾ける粘液の泡と共に解放される。 触手の先端が蛇のように口を開き、桜色の蕾に噛みついていた。歯がないために吸引されてもにゅるんと乳首は滑り逃れ、反動でふるふると揺れ踊り。すぐにまた、ぱくり。 「んく! うぅんっ! んふぅ!」 自分自身でも触ることなどない突起への未知の刺激に、びくびくと身体が跳ねてしまう。激しい嫌悪感と痒みにも似たくすぐったさがないまぜになり、女装少年を混乱させた。 (なに、これ? オレの胸が、変な……感じが……) 右の蕾が咥えられると左の蕾が解放され。左の蕾が咥えられると、右の蕾が解放され。 左右交互にぢゅぱぢゅぱと吸われ、ほんのりと色づく乳先に血液が集まっていく。 (我慢、しないと……。こんなの、気にしなきゃ……あ、ふあっ!) 小さな乳暈の桜色が濃くなり、鮮やかに染まるごとに感度もより鋭く。 獲物の反応に気を良くしたのか、触手達がキャミソールをまくり上げ、華奢な少年の胸は完全に露わにされた。邪魔な下着はどけられて、吸引触手の動きがさらに激しくなる。 乳首を頂点に肌が引っ張り上げられ、背が仰け反った。強烈に吸い上げられているのに、痛みより別の感覚の方が強い。嫌悪感とも違うなにかが、ファロの中で大きくなっていく。 鼻だけの呼吸では限界になり、濡れた唇のあわいから漏れる、熱っぽい吐息。 「ふあ……は……むぐぅっ!」 すかさずペニス触手がわずかな隙間をこじ開け、口内へ侵入してきた。ずるずると無遠慮に入りこんでくる触手が舌をなぞり、野太い異物は奥へ奥へと。 「うぐぐっ! くふ……ふぷぅ……!」 唇と触手のあいだでクリーム粘液がぷちゅぷちゅと泡立つ。舌で異物を押し出そうとしてもびくともせず、苦い潮臭さを味わわされるだけ。 ついに喉奥までも突き込まれ、反射的にこみ上げる吐き気を必死に堪える。顎が痛くなるほど広げた口腔いっぱいにペニス触手を詰められて、鼻腔へ通り抜ける生臭さに頭がクラクラした。 不快感と息苦しさに、脳裏に霧がかかっていく。 「ふぎゅうぅ……んぐ、んぐっ」 口内の触手に濃い粘液を注がれても吐き出せず、白い喉が上下した。海水のような潮辛さと生臭さのあるクリームが、じれったくぬるぬると食道を滑り降りる。 「くふぅっ! んくん……!」 見開いた瞳から溢れた涙が、細流になってファロの頬を伝った。 得体の知れない邪竜の、毒とも知れない分泌液を飲まされている。戦慄しながらも思考が途切れ途切れになってしまうのは、休みなく吸引される乳先のせいか。 (このまま、じゃ……。でも、オレが男だって、知ったら、竜も……? ひうぅ!) 今の状況を抜け出すヒントが浮かんだ気がしたが、すぐに耳元を襲った粘着音とおぞましい感触にかき消された。両耳の穴にまでも、新たな触手。鼓膜近くにまで頭を突っこんだ肉蛇が、ぐぢゅぐぢゅと体液を塗りつけてはかき回す。 それを待っていたかのように、口内のペニス触手もびちびちとのたうち始める。 「んぶっ、ぷゆうぅ! くううぅぅん!」 ずぷっ、にぢゅぢゅ……。ぐちゅちゅぶ……ぢゅぶっ。 口と両耳、3つの穴を嬲られる粘ついた音に遮られ、自分の叫び声すら聞こえなかった。
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【検索用 りすたーと 登録タグ 2008年 KAITO VOCALOID り 曲 曲ら 鉄分P】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:鉄分P 作曲:鉄分P 編曲:鉄分P 唄:KAITO 曲紹介 曲名:『リスタート』 「音楽から一時期遠ざかっていた人が再び音楽を始めてみる話」 修正版の後、二年を経てリメイク 歌詞 幼い頃から 僕の周りに 音楽はたくさん溢れていた 与えられるだけじゃ 物足りなくなって いつからか音を奏で始めた だけど 僕が心を傾けたのは 何もそればかりではなかったから 時がたつにつれ 離れてく音たちを 失って はじめて気づく 好きだ なんて言葉じゃ生温い 激しくこの心を揺さぶる 楽しい歌も 悲しい歌も 全て全て、僕の一部となっていた もう一度やり直せるのなら 音楽(きみ)よ どうか笑いかけてくれ 泣きたいくらい きみが愛しい はじまりを ここに歌え 諦めや妥協 そう名付けられた 箱の中に忘れ去られていた 中途半端な 想いの欠片を 見つけだすことができたら 僕にもう一度 チャンスをくれないか 忘れてしまった ことは多いけれど またゼロから はじめてみる 歩みが遅くても 構わない 好きだなんて言葉じゃ 弱すぎる 切なくこの胸に 響いていく 激しい曲も 優しい曲も 全て全て、僕の世界に 溢れてく もし音楽(きみ)がこの世に いなくなっても 生きていくことなら 出来るけど 何か足りない 心が乾く 満たされない …満たされたい 好きだ なんて言葉じゃ生温い 喉の奥 熱く灼けつくほどに 無意識にかぶった 諦めの殻を 全て全て、 その歌でぶち壊していけ もう一度やり直してみるから 音楽(きみ)よ どうか微笑んでほしい 泣き叫ぶほど きみが愛しい さあ 僕の燻った世界よ 変われ コメント かっこいい曲だと思う。メロディーも好き。 -- ぺ (2009-02-07 12 46 34) 一度聞けば忘れられない歌詞とメロディー、そして兄さんの本気がたまらなく大好きです。兄さん好きなら一聴の価値ありです。 -- ねこ日記 (2009-07-10 08 33 15) この曲を聴くと込み上げてくるものがある。もしかしたらボカロで一番好きかもしれない。 -- 名無し (2009-09-13 18 24 36) 大好きだ。リメイク嬉しすぎて泣いた。 -- 名無しさん (2010-10-31 23 15 09) 名前 コメント